ブックタイトル福祉用具販売カタログ あいであい Vol.42

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概要

福祉用具販売カタログ あいであい Vol.42

床ずれ防止関連用品介護保険制度衣類靴・下肌着・歩行補助用品車いす車関い連す用・品ベッド関連用品関床連ず用れ防品止移乗用品入浴関連用品排おむ泄・つト用イ品レ・住宅・安全管理レク介リ護エー予シ防ョ・ンコミ防ュ施災ニ設ケ用ー用品シ品ョ・ン・食事・口腔ケア自活・自助具生活・健康用品●ムートンとは、羊の毛皮のことです。羊毛は保温性、吸湿性、撥水性に優れ、細かい毛は体圧を分散し、摩擦を軽減してくれます。オールシーズン快適に使えます。床ずれ防止関連床ずれは、寝たきりの方や寝返りのできない方にとっては、とてもつらいことです。介護する方の予防ケアの知識や手当はもちろん、症状に合ったケア用品を選ぶことが大切です。床ずれの原因は?摩擦シーツのよじれ寝具との隙き間のずれ圧迫同じ姿勢のまま寝る皮膚や衣類等の汚れ介護者は向けようとする側に立って、介護される人の手をあげます。反対側の手は胸の上にのせ、向けようとする側の反対のヒザを立てます。当てているクッションなどをはずし、肩と腰に手を当てて、向こう側へゆっくり仰向けにします。湿潤汗・失禁栄養バランスの偏り体位を交換し、同じ部位に圧迫をかけない体位変換のほかこんなことにも気をつけましょう。床ずれの多くは、皮膚が圧迫され、その部分の皮膚組織に十分な血液がゆきわたらなくなり、発赤やびらん、壊死が起こる状態のことです。床ずれの予防法肩と腰に手を当てて、手前に寝返りさせます。移動マットの両側を手前に引っ張ります。肩と腰に手を当てて、向こう側へゆっくりと仰向けにします。床ずれの手当て骨が突き出ている部分にできやすく、体重のかかりやすい腰部分が最もできやすいところです。1?2時間に1回は仰向け、右向き、左向きと体位変換をします。床ずれ防止ふとん・パッド、エアーマットなど防止用具も利用してください。体位交換方法(寝返りの方法)仰向け⇒横向き横向き⇒仰向け横向き⇒仰向け(移動マット使用)床ずれのできやすいところクッションなどを当てて安定させ、ラクな姿勢をとってもらいます。床ずれができたら早期治療が重要です。床ずれは、1痛みを感じる→2赤くなる→3水泡ができる→4皮膚がむける→5出血したり潰瘍ができたりする→6骨が見えるようになる、の順で進行します。赤くなりかけたときは、熱めの湯でタオルを絞り、こすらないように押さえるようにしてふき、パウダーをふって乾燥させ、手のひらで滑らかにマッサージをします。血行をよくすることがいちばん大切だからです。その部分は直接布団などに当らないように、円座などを当てます。水疱ができてしまった場合は、かかりつけの医師や看護士に相談して、手当の方法を確認してください。赤くなって炎症を起こしています真皮皮下脂肪筋肉骨皮膚がめくれていきます真皮皮下脂肪筋肉皮膚が赤くなっていたら骨真皮皮下脂肪筋肉骨●栄養・食事の管理●水分を十分に取る●通気をよくしムレを防ぐ皮下脂肪まで達し出血する筋肉、骨まで達する皮下脂肪蒸しタオルで清拭し、乾いたタオルでよく拭きましょう。マッサージやドライヤーによる乾燥は皮下組織の炎症や損傷を悪化させる可能性があるので勧められない処置です。真皮筋肉骨後頭部肩甲骨肩ひじただれてしまった時は消毒済みの清潔なガーゼを当てて、医師や看護士などに相談してください。できるだけその部分が圧迫されないように、体位を変えたり、円座などを使ってください。顔背中腰ひじ仙骨部尾てい骨ひざの内側大転子部かかとかかと●入浴や清拭で清潔にする●寝具やオムツ等のムレ・汚れ・シワに注意●床ずれ防止用具をうまく活用する予防には、発生原因を除去することが大切です。床ずれができる前に十分なケアを心がけましょう。75