2010年11月11日
PTでもあり医学博士でもあり、建築学を元に住宅改修の現場を多数ご経験されている金沢善智先生をお迎えし、第一回目は脳卒中の症状と福祉用具・住宅改修の事例を教えていただきました。
テーマ以外のお話も大変興味深く、有意義な研修となりました。下記に数点ポイントをご紹介します。
◎ご利用者さんから色々な「視点」を学ぶ。知識があればそこから学ぶことができる。
◎お給料をもらいながら、時には感謝され、その上たくさんのことを現場/ご利用者さんから学べるということは素晴らしいこと。
◎これまでは「情報社会」で情報収集力の差で勝敗が決まっていたが、これからは「知識社会」で情報をもとにいかに新しいものを創造、行動できるかによる。
◎脳卒中による後遺症へのアセスメントポイント
・片麻痺を見る・感覚障害を見る・平衡反応を見る・高次脳機能障害を見る
◎手すりは途中で途切れさせない、階段終わりには長めに取付。
◎縦手すりはくるっとすべらないように素材や形に注意。
◎片麻痺の方がトイレ時一人でズボンの上下できるよう縦手すりを長めに取付、頭や半身で支えれるようにしたり、壁からやや離して腕を通し脇ではさんで立位保持したりの工夫がある。